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2019年12月26日

【2019.12.11-12.20】K-1グランプリKINGの黒坂凛くんにインタビュー! ~「機械を愛し、機械に愛された男」が語る:第1弾~

11月下旬のK-1グランプリで二連覇を達成した黒坂凛くんにインタビューしました。「カラオケで高得点を獲る極意」について、私自身の悩み解消も兼ねて、質問させていただきました(みなさんもきっと同じような悩みがあると信じ・・・)。

彼もかなり忙しい状況のようでしたが、長時間、非常に丁寧に応えてくださいました。ありがとうございます。非常に深い内容ということもあり、2回に分けてブログ掲載します。

*第1弾:得点アップし、90点をクリアするために・・・今回

*第2弾:95点以上、98・99点を目指すあなたに・・・次回

それでは本題に入ります。

【第1弾:得点アップし、90点をクリアするために】

社会人/ともさんに質問した際と同様の質問+αをしました。(*)は私のコメントです。

Q1:歌うことに対して、日常的に心掛けていることは?

A1:日常的に心掛けていることはとくにありません。カラオケに行ったときに注文するドリンクですが、高得点勝負の際は炭酸は避けるようにしています。ウーロン茶も飲みません(*ともさんも同様のことを言ってました)。また、今回のような大会当日は、胃を圧迫するような食事は避けます(*大会当日の水分補給はすべてミネラルウォーターだったような気がします)。また、付き合い上やむを得ないのですが、(アルコールを)飲んだ後のカラオケはできれば避けたいところです。どうしても喉を痛めてしまいますので。だから、飲んでカラオケした場合、その後2~3日は歌わないようにしています。

 

Q2:ズバリ、点数を意識した歌い方をしているか?

A2:今回のような点数を競う大会がある場合には、もちろん、点数を意識した練習をするし、大会でも点数を意識して歌います(*点数アップへの対応は後述します)。今回の大会において、予選では「観覧者の心に響かせ気持ちよく歌う:点数意識」=「3:7」、決勝ではその比率が「2:8」くらいでした。ただ、みんなとカラオケに行ったときには、「高得点獲得の曲」だけでなく、点数を気にせず「最近の歌・盛り上がる曲」も歌ってます。

 

Q3:歌いたい曲が出てきた場合or毎月のイベントのような課題曲があった場合、どのような流れで人前で歌える状況にしたり、点数アップまでつなげるか?

A3:音程(メロディー・リズム)と歌詞を覚えるために、しっかりと聞き込むようにしています。歌詞もちゃんと覚えていないと、高い得点は望めませんので。とにかく、聞き込みます。

 

Q4:DAM得点評価のどの項目を意識しているか?

A4:音程(メロディー・リズム)と歌詞を覚えると言ったように、まずは音程です。どの項目を意識しているというか、分析結果の五角形のチャートがありますが、歌った後に、五角形の欠けているところ、すなわち項目の弱点に対して対応を取るようにしています。「チャート攻略」って感じです。

 

Q5:キー合わせで気を付けていることは何か?

A5:自分の地声、裏声の最高音をある程度把握し、「最高音が地声の曲は自分地声の最高音に」、「裏声の曲は裏声に」という風に合わせるとうまくいくと思います。

 

Q6:その他、得点アップし、90点をクリアするために、何かポイントはありますか?

A6:選曲は非常に重要と思います。自分の好きな曲・歌いたい曲があると思いますが、90点クリアを目標にしているのであれば、高得点が出やすい曲を選曲したらいいのではと。(*カラオケ林田では、5月~課題曲を決めてイベントをやっていますが、得点が出やすい曲というのも、大まかに分かりますので、遠慮なくお聞きくださいませ)

これらの質問への回答から判断すると、得点アップし、90点をクリアするためには、「高得点が出やすい曲を選曲する」「とにかく聞き込む」「分析結果に対し忠実に対応する」ことが重要なポイントと感じました。

また、インタビューし、彼に対し私が感じたことは、彼が非常に素直であるということです(上から目線の表現ですみません)。彼がK-1グランプリの際に「機械を愛し、機械に愛された男」と発しましたが、DAMの分析結果をきちんと受け止め、弱いところに対してきちんと対応を取っていき、得点アップに取り組んでいく姿勢は、彼が発した言葉そのものと感じました。そして、礼儀正しく、私の質問に対して、これだけ律儀に回答してくださるというのは、音楽に対してだけでなく、日常的にも素直ではないかと感じた次第です。